シャン・レサン (新馬場)

長い会議と研修のあとに、同僚と軽く一杯という流れになり気になっていたお店に飲みに出かけた。
ガラス戸と木造りの店構えがよくて、ランチはなく夜だけオープンするワインバーのようだった。
八寸のようなつきだしの盛り合わせ、焼きソーセージと、ピザ。ビールを2杯。
ピザは重くない。アルザス地方の郷土ピザ(!)だそうで、長方形に八枚切りの生地は薄くてパリパリの食感だった。具は少なめで、玉ねぎの薄切りと細切りのベーコンが散らしてある。
シンプルなのにそのピザ(フラムクーヘンという)がすごく美味しかったのは、チーズが具材のなかだちをしているからだった。玉ねぎの甘さとベーコンの塩気がミルクの香りのする柔らかいチーズによって、ひとまとまりになっている。繊細なバランスがとれているのに、気取らない料理は好きだ。

このチーズはフロマージュにヨーグルトを混ぜたものだそうで、マスターのオリジナルなのか郷土チーズなのかは分からなかった。ただ、さっぱりとして軽くてうまい。
他にもりんごやバナナを具材にしたフラムクーヘンもあるらしく、味が気になる。
再訪する理由が出来た。